タイトル:立ち上がり動作改善・維持を目的とした実践
日時:平成30年10月21日(日)14:00~16:00
場所:全国柔整鍼灸協同組合 大阪事務所
参加者数:8名
講師:松尾慎
肩書:宝塚医療大学 理学療法学科 講師
講義では、松尾先生より立ち上がりの動作を観察するポイントを運動力学と骨模型を用いて説明がありました。
具体的な運動プログラムについて、全員で座位から立位になるまでの実技を行いました。
椅子に座った状態から上肢が傾く方向を確認し、その時の骨盤の動き、筋肉の動き、重心が移動する方向を確かめながら実技を行いました。
続いて、ソフトボール、テニスボールを使った運動、新聞紙を長く棒状に丸めた捧で行うストレッチ、セラバンドを使用した筋肉を強化するための運動などを注意点の説明後、実技を行いました。
また、自重を利用した運動プログラムでは、ボールを足の間に挟み、側臥位、背臥位になるなどして膝関節、股関節の内旋、外旋運動を行いました。
実技の際は、先生が受講者に声をかけて指導を行う場面が多く見受けられ、楽しみながら受講をしていたように思いました。
先生より、「注意すべき点として、ボールと体が離れないようにする、痛い場合はタオルに変えるなど、患者によって体調、体格も様々なので、指導の際は、安定した立ち上がりの動きができているかどうか、動きをコントロールができているかどうかを見ることが大切です。」と話され、質疑応答後、河井省吾先生より来月の講習内容についてお話があり、終了しました。