タイトル:食事動作改善 維持を目的とした実践

日時:平成30年11月18日(日)10:00~12:00

場所:全国柔整鍼灸協同組合 大阪事務所

参加者数:8名

講師:小幡太志

肩書:宝塚医療大学 理学療法学科 教授

 

 

今回は、小幡先生による食事動作改善・維持を目的とした実践をテーマに講義が行われました。
食事動作の説明では、紙コップやペットボトルを持つ動作で、置かれている場所や重さによって手の形はどうか、どの指に最も力が入っているか、お箸を持つ時にどの指で支えているかなどの確認が行われ、物を持つ時の手の形や指の形は、元気な人は自由自在だが、高齢者にとっては難しくなると補足説明がありました。

次に、助手の坂本先生より介護施設で実際に行われている体操を受講者と一緒に10分間行いました。歌いながら親指と小指を交互に動かす脳トレや全身運動など4種類ほど紹介されました。
引き続き、具体的な運動プログラムとしてテニスボールやソフトボール、新聞紙を棒状に束ねたもの、セラバンドを使用した運動を計20種類ほど紹介され、座位で行えるもののみ実技が行われました。

最後に小幡先生よりまとめとして、「食事動作において体幹や肩甲帯の安定性と、上腕や手指の自由性の変換が重要で、感覚に関しても少し目を向けてください。」と説明があり、質疑応答の後、終了しました。
小幡先生が紹介されていた運動プログラムは、一般でも購入できそうなツールを使用するので、施術所に来られた患者さんが気軽に自宅でも行えるものばかりでした。