H30.8.19認知症予防の機能的レクリエーション レポート

日  付:平成30年8月19日(日)14:00~16:00

場  所:全柔協会館4F

参加者数:9名

講  師:福永裕也

肩  書:宝塚医療大学 理学療法学科 講師

認知症は負のイメージが強く、また高齢者だけでなく若年層にも増えてきているため、社会的にも予防に対する重要度が増していると話されていました。
また、アルツハイマー病は、嗅覚異常に気がつかない、膝などに疾患が無いのに歩行が遅くなるなど、自分でその症状に気付きにくいため、家族や周りの人などが変化に気づくことで早期予防につながると話されていました。
グループワークでは、2つのグループに分かれて過去のエピソ-ドを呼び覚まし、脳機能の活性化を図る心理療法で自己認識を回復させる効果がある「回想法」を行い、先生より受講者ごとに高校野球、花火、おばけなどの与えられたテーマで1分間スピーチをしました。受講者はテーマに戸惑いながらも楽しそうに話されていました。
最後に、介護施設などでも行われている運動療法の1つで、足踏みをしながらしりとりをするなどの2重課題トレーニングのコグニサイズの実技が行われました。
「コグニサイズの目的は、上手にできるようになることではなく、身体に負荷をかけつつ、脳の活性化を促すことです。この運動療法を行うことが予防につながります」と話され講義が終了しました。