日時:平成27年10月11日(日) 14:00~17:00
場 所:全柔協会館4F
講 師:池尻稔明 山田温 講師肩書:平成医療学園専門学校 非常勤講師
受講者数:27名
講習内容
・ 熱中症・脱水症とその対処方法
・ スポーツドリンクと経口補水液の用法
・ 膝関節テーピング(腸脛靭帯・膝蓋靭帯)
・ 下腿部テーピング(三頭筋)
・ 足関節テーピング(ニュートラルポジション)
・ 足底部テーピング(足底腱膜)
・ 足趾部テーピング(外反母趾)
講義前半は座学での熱中症・脱水症とその対処方法、スポーツドリンクと経口補水液の用法について。始めは、熱中症・脱水症の起こるメカニズムやその症状・観察項目について説明があり、その後、手当の方法の説明がありました。脱水症への対処として行う水分補給の方法や注意事項、スポーツドリンクのメーカー商品ごとの使い分けや経口補水液の使用方法や、高血圧の方には塩分がやや濃いため注意が必要などの留意事項について講義されました。開始当初は知識を得るための講義でしたが、対処方法やスポーツドリンクの内容に差し掛かると、池尻先生のトレーナー経験の体験談も交えられ、受講者はメモをとりながら真剣に講義を聞いていました。
講義後半はテーピング、実技の講義。医療ボランティア時のランナーの足の痛みが発生した部位を想定して、テーピングの仕方をデモンストレーションし説明されました。実技メインということもあり、受講者の皆さんは楽しみながら、練習に取り組んでいました。
出勤者の所感 スポーツドリンクの、ポカリスエット・アクエリアス・ヴァーム・アミノバイタル・ゲータレードについての成分比較の説明があり、その栄養価から、ダイエットへの向き不向きや、筋肉を付けたい人に向いたものなどを説明され、スポーツドリンクにも用途があることに驚きました。また、人工甘味料の一部のものについては、雌ラットへの投与実験で、流産の可能性が高まった結果の出たものがあったというお話しがあり、カロリーゼロ・カロリーオフ=健康ではないと改めて思いました。