講習会名:運動器超音波観察セミナー
セミナータイトル:症例検討会
日 時:平成27年2月8日(日)13:00~16:00

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下記は各会場からのレポートです

 

場  所:全柔協 東北事務所
参加者数:3名
講師肩書:筋・骨格画像研究会 専属講師

症例検討会では音声が聞き取り難い箇所がありましたが、受講者は手元の資料で確認しながら聞き、エコー画像の画面を真剣に見ていました。
また画像判断の際の注意点や発表者に対しての質疑応答など細かい点までメモを取っていました。
大阪会場の「近くの整形外科と良好な関係をつくるには、骨折の際の紹介状は勿論だが、同意を得た後の経過報告も必ず行う」という話の際には、頷きながら話を聞かれその重要性を感じているようでした。

 

講師より発表内容についての説明がありました。
最初は人体模型を使っての説明でしたが、講師持参の書籍やiPadを駆使したより詳しい説明に受講者は納得されている様子でした。
症例検討会での質疑応答が多く、ハンズオンセミナーでは時間が足りず急遽内容変更となったことで物足りなさは否めませんでした。

しかし東京会場の発表になると、テレビ画面と併せて『腰椎分離症における関節突起間部の見方』と人体模型を使用した補足説明があり、受講者はそれを熱心に聞かれていました。

さらに受講者からの要望により講師持参の資料をセミナー終了後に配布しました。講師の説明に「エコー画像を患者に見てもらうことで患者の理解も深まり、施術に対する説得力が違ってくる」といった受講者の意見が出ていました。

その後受講者から自身が担当している患者の質問も挙がり、次回の基礎下肢編でその部分を教えくださいという声がありました。
アンケートにはエコーを取り入れていない受講者からは「画像診断を積極的に取り入れたい」、エコーを取り入れている受講者からは「もっと有効的に施術に活かしていきたい」などの意見があり、次回のセミナー(2/15基礎下肢編)に繋がる症例検討会になったように感じました。

 

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場  所:全柔協 東京事務所
参加者数:3名
講師肩書:筋・骨格画像研究会 専属講師

運動器超音波画像観察セミナーの一環として実施された講習会でしたが、各地から多くの症例が発表されて参加された受講者には収穫の多い1日だったと思います。その反面、東京会場では半数の欠席者が発生したことは非常に残念でした。

一部の受講者からは、エコーを導入していないので体験数が少なく画像を見ても分からないことが多いので、実際に触れることのできる講習会を増やしていただきたいとの希望をいただきました。

 

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場  所:平成医療学園専門学校
参加者数:6名
講師肩書:筋・骨格画像研究会 専属講師

筋・骨格画像研究会運動器超音波観察セミナー症例検討会が開催されました。

TVモニターで福島・東京・大阪・福岡を中継でつなぎ講師が症例発表をし、受講者と一緒にその症例についての検討と質疑応答がありました。

私は、TVモニターをつなぎ、講師がエコーを使って実技を見せるセミナーを初めて見て面白く感じました。質疑応答では、発表者と受講者自身が違うアプローチをしている場合の見解や、コツを聞いている場面もあり明日から使えるのではないかと感じました。平成医療学園専門学校の学生の症例発表では、バレーボールで痛めた自身の足首、柔道中に痛めた友人の膝、肩関節のエクササイズとインナーマッスルについてなど、聞いていてとても興味が湧く内容でした。

また、学生の発表は、質疑応答にもしっかりと答えられており頼もしく感じました。ハンズオンセミナーでは、2つの症例を聞き実技をしました。
TV中継を使いデモンストレーションを行い、各会場で実技を行い講師からプローブの当て方などの注意点を受講者は真剣に聞いていました。

 

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場  所:全柔協 福岡事務所
参加者数:6名
講師肩書:筋・骨格画像研究会 専属講師

今回は受講者からの強い要望と講師の協力をいただき1時間だけの講習会が実現しました。
午前中から受講者が集まり熱心に講義を受けていました。12時からのお昼休憩も返上し実技が続けられました。
講師を含め大半の受講者が昼食を取らずに13時からの症例検討会に臨みました。

発表が始まると一切の私語はなく資料を目で追いながら時にはアンダーラインを引き、メモを取ったりしながら真剣に聞き入っている様子がとても印象的でした。

症例発表が終わるごとに福岡会場でもいくつもの質問が挙がり、ここでも講師・受講者の真剣さが窺えました。症例発表に多くの時間が割かれ、予定していたハンズオンセミナーの時間が少なかったのですが、各受講者からはたくさんの症例を見ることができて良かったという感想を多くいただきました。
講習会終了後も最後まで残って紹介された腰部の走査方法を熱心に練習している受講者もおり、講師も最後まで実技練習に付き合っておられました。
受講者と講師の超音波観察への情熱や直向きさを強く感じられた講習会でした。