日 時:平成29年12月10日(日)14:00~17:00
場 所:全柔協会館4階
参加者数:11名
講 師:森田茂:一般社団法人ジャパンインソールラボ 会長

 

講習内容
・靴のサイズではなく本当の脚のサイズを知る
・3平方センチのシートを足裏に貼るだけで頚部の旋回まで変化する
・オリジナルパッドを用いて自分のインソールを作る

 

施術だけでは体の不調が一時的にしか改善されなかった患者を、よい状態を継続させるためにどうしたらよいかと考え、インソールによって症状が改善されることに気付いたという講師の体験談が話されました。

自分の足のサイズにあった靴を履いていない人が多く、歩くことを考えて靴選びをすることの重要性や靴選びのポイントを説明していただけました。3平方センチのシートを足裏に貼るだけで頚部の旋回や腰部前屈に変化があり驚きの声が受講者から上がっていました。

サイズにあっていない靴を履くことで表れる体の不調を、サイズを合わせるだけで歩行時の無駄な動きが少なくなることを実技で体験しました。インソールを実際につけて歩行した受講者からは、「すごい」「歩くのが少し楽になった」などの声が上がりました。

材料費とインソールの販売価格(インソール代+技術料)を聞いて受講者は驚いていましたが、導入するための質問(価格設定・所要時間・種類・インソールの寿命など)も多く挙がり導入への意欲が感じられました。

 

靴選びの時に見た目や履きやすさで選んでいましたが、自分のサイズにあった靴選びをすることが重要ということが分かりました。

一人ずつウォーキングをしてそれぞれの歩き方を確認しましたが、足の出し方・地面の着地、腕の振り・体の左右の揺れ・体の傾きなど全員が異なり、歩行の癖が人によってこんなに違いがあることに驚きました。

靴のサイズ合わせが整骨院ででき、体の不調が少しでも緩和されるのであれば、患者にとっても気軽に相談できると思いました。

講師の元には、日本各地からだけでなく、海外からも通訳を引き連れて来院する患者もいるようで、患者からの関心の強さも感じました。