講習会名:漢方知識講座 ~不安症と不眠症に対する漢方の活用~
日時:令和6年10月13日(日)14:00~16:00
場所:全国柔整鍼灸協同組合 大阪事務所2F、オンライン
講師:新谷卓弘 やすらぎ内科 院長

環境によって人の嗜好が異なるのと同様に、関東と関西では症状が異なるというご自身の開業経験をもとにした説明から始まりました。
気逆が原因にあると使用する漢方によっては症状が改善されないことがあり、3種類の漢方について症例と合わせて説明がありました。

抗不安薬は依存性が高く、規制が開始されていることもありできる限り漢方の使用を勧められていましたが、有効とされている漢方でも多く服用すると悪化してしまうこともあるので使用量には注意するようお話がありました。

最後に不安や不眠などはストレスが原因であることも非常に多いため、ストレスと上手につきあう生き方として「柳に風、柳に雪折れなし」「逍遥として生き、従容として死ぬ」と大切にされている言葉を紹介されました。

オンライン参加者も真剣な様子で講義を聞かれていたり、講師の呼びかけに笑顔が見えたりとリアクションがあり、会場参加者もメモを取りながら熱心に聞かれていました。
オンライン受講者が多かったこともあり、全体を通して落ち着いた雰囲気の講習会となりました。