日時:平成30年2月18日(日)9:00~12:00
会場:全国柔整鍼灸協同組合 大阪事務所
中継:全国柔整鍼灸協同組合 広島・福岡事務所
※ 東北・東京事務所は最小催行人数未達のため、中止しました。
講師:浪速の実演販売士 タッチかわぐち
参加者:大阪9名、広島5名、福岡2名
<大阪>
大阪を拠点として先生が講義をし、広島・福岡は中継で進行しました。
始めに、患者が今何を求めているのか、患者を感動させる伝え方、人が動きたくなるパターン、相手に耳を傾けてもらうための準備、についての詳しい講義がありました。
続いて、自己PRシート、自慢の技術PRシート、治療院の売りPRシートの3種類を、受講者全員が作成しました。書き始めは、どの受講者も難しく感じていた様子で、頭を抱えていましたが、先生より「正解も間違いもありません。どんどん記入してたくさん聞かせてください。書き出すことで自分自身を理解することもできます。」と話されてからは、記入が進んでいたように見えました。
記入後は、大阪・広島・福岡の各会場より発表があり、先生から話し方、リズム、内容がまとまっているか、ひきつける言葉があったかどうか、などの感想とアドバイスがありました。発表内容はどれも個性的で、他の受講者からは、頷きや、拍手がありました。
先生より、「患者は治療してもらったら治るだけでなく、その先のドキドキ・ワクワクを期待しています。そのドキドキ・ワクワクを提供できることが、自分や治療院の個性となります。勝ち抜ける治療院になりましょう。」と話され、終了しました。
<広島>
大阪での講習会を中継し、モニターを通して受講していただきました。
前半は、講師による座学、後半はストーリーシートの作成、発表までを行う実践編の二部構成で行われました。
前半の講義では、参加者は熱心にメモを取られていました。講師の「コミュニケーションは準備が9割」という言葉に広島会場では「へぇー」「そうなんだ」と、大きなリアクションがありました。話すことが苦手な方でも準備をしておくことで克服できる、プロの実演販売士でも日々努力していることが伝わり、すごくポジティブな雰囲気ができたと感じました。また、「起転承結」でストーリーを構成することで短い時間でも相手に伝わる話し方ができるという話が聞けたことで、日頃の接遇において台本を作成したことのない参加者も「自分自身が変われるきっかけにできる」と感じたのではないでしょうか。
後半のストーリーシートの作成は、広島の参加者はペンの進みが速かったように感じました、その後のストーリーシート発表に関しても、「発表したいです!」と手を挙げる方もおられたので講習会に積極的に参加しようという意識が高かったのだと思います。
内容は、コミュニケーションを必要とするお仕事をされている方なら学んでおいてためになる、貴重な話が聞けて、柔道整復師の先生や受付の方だけでなく、私にとっても有意義な講習会でした。
<福岡>
各受講者とも真剣に講師の話を聞き、一生懸命にメモを取られている姿が印象的でした。少人数でしたので静かな雰囲気でしたが、真剣さは凄く伝わってきました。
休憩を挟んだ後のワークショップでは、九州地区の受講者特有のシャイな部分が見え隠れしていましたが、作成されたストーリーを発表されるなど、最後までしっかりと、取り組まれていました。
各事務所にいる受講者が台本を作成し発表されていましたが、短時間でもよく考えられていた内容や、もう少し!という内容の発表もあり、それがまた他の受講者と共有できて、それぞれ参考になりました。そして発表に対する講師の指摘と改善提案がとても勉強になったと思いました。欲を言えば、講師の考えた課題に対するストーリーがあれば、受講者にとって大きなヒントになったのではと思いました。
終了後、受講者から「勉強になりました。これからは話し方を意識していきたい」との感想をいただきました。