講習会名:運動器超音波観察セミナー

タイトル:入門編、初級編・上肢

日  時:平成28年6月19日(日)10:00~13:00、14:00~17:00

場  所:全柔協東京事務所

参加者数:6名

講  師:筋・骨格画像研究会 専属講師
 

619東京

まずは入門として座学をメインに「超音波」とはどういうものなのか、何を見ることができるのかという基本説明から講義は始まりました。

超音波画像観察装置を使うメリットとして、臨床の中で筋骨格を検査し、患者に実際の画像を見せることで明確に負傷部位を認識してもらうことができ、今後の治療プランを説明する上でも安心感と説得力を与えることができることを挙げられました。

最初は超音波画像観察装置の使い方と画像の見方に慣れる必要があり、超音波画像観察装置の画像を理解するには解剖学の理解力も求められるため、日々勉強をしていかなければならないため、講師も超音波の本を1冊持参してその都度確認をして、各部位や症状に合せた正しい使い方を学んでいると話されました。

初級編では、プローブの操作や各部の正常な解剖を超音波画像上で捉えることができることを目標に、実技講習をメインに行われました。
超音波画像観察装置はただやみくもに使うのではなく、臨床の中でよく出てくる部位の画像をしっかりと描出できるように、時間をかけながら身につけてもらうように説明されていました。

 

今回は超音波画像観察装置を2台用意していたので、実技では主に3名ずつ2組に分かれて全員が各部位に応じた使い方を時間をかけて体験できました。

受講者からのプローブの使い方や筋組織の画像の見方などの質問に対しても、講師は丁寧に説明され、受講者は意欲的にメモを取ったり、実技で試されていました。

また、受講者同士での会話も弾み、充実した雰囲気で講義を受けられていました。